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東京メトロ・05系4次車・5次車 B修車

外観と概要
05系1次車〜4次車をベースとしたワイドドア車である。1991年10月16日より営業運転を開始した。川崎重工業(現川崎車両)の製造で、1991年〜1992年に落成。14Fは4次車、15F〜18Fの4編成は5次車に分類される。三鷹駅〜津田沼駅・東葉勝田台駅間で運用される。2012年度〜2016年度に改修工事(B修工事)が施工された。原形車についてはこちらを参照。以下は全てB修工事施工車の内容。B修工事の内容は多岐にわたるが、大きな見た目の変化としては、ラインカラーの色合いが05系8次車以降と同じものに変更され、先頭車の前面に排障器が設置された。前照灯は角型を残置。行き先表示器は種別部がフルカラーLED、行先部が白色LEDに交換された。パンタグラフはシングルアーム式に交換され、05-200形(1基撤去)・05-500形・05-800形(1基撤去)・05-900形(新設)の4両に1基づつ、1編成で4基搭載。なお、14Fは05-200形(1基撤去)・05-300形(新設)・05-800形(1基撤去)・05-900形(新設)の4両に1基づつ、1編成で4基搭載。制御装置はIGBT素子VVVFインバータ制御に交換され、MT比は1編成で4M6T。なお、15F〜18Fの4編成は05-300形の電装が解除され、MT比が変更された。また、全編成内で車両の組み換えが行われており、14Fと15F〜18Fの4編成では05-300形と05-500形の連結位置が異なる。先頭車の前面の車両番号の位置も変更され、前照灯横に切り抜き文字で記された。車体側面の車両番号は切り抜き文字で残置、Mマークのプレートも上部にビス止めで残置されている。

編成表
青字は制御車、赤字は電動車、黒字は付随車。
>はパンタグラフ。
←三鷹駅 津田沼駅・東葉勝田台駅方→
B修工事施工状況
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14F 014 914 714 314 614 514 814 414 214 114 2012年度施工
←三鷹駅 津田沼駅・東葉勝田台駅方→
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15F 015 915 715 515 615 315 815 415 215 115 2015年度施工
16F 016 916 716 516 616 316 816 416 216 116 2014年度施工
17F 017 917 717 517 617 317 817 417 217 117 2016年度施工
18F 018 918 718 518 618 318 818 418 218 118 2013年度施工
車内
車内もB修工事で若干の変更がなされている。全体的に温かみのある暖色系は維持され、床は灰色。化粧板は貫通扉とドアを含めて白色。つり革は三角形。座席は少なめの2人掛け-6人掛け-6人掛け-6人掛け-2人掛けの配置であり、窪みがあるバケットタイプ。座席のモケットはピンク系で、優先席は青色のモケットを使用している。また、優先席では、バリアフリーのため握り棒が黄色で着色されており、つり革の高さがほかの座席に比べて低くなっている。ドア間の座席の中央にはスタンションポールがあり、定員着席を慫慂している。座席端部の仕切りは大型化され、白色の角張った形状。ロールカーテンは引っ掛け式で、水色。ドア間の窓は1枚の下降窓。車端部の窓は1枚の固定窓。全てのドアの上部には17インチワイドのLCDが2台づつ設置された。右側のLCDには種別・行き先・号車番号・次の停車駅・乗り換え路線・ドア開方向などの旅客案内、左側には広告が表示される。また、ドアの開閉にあわせて3打音のチャイムが鳴り、同時にLCDの下にある赤いランプが点滅する。05-200形・05-900形の2両には車いすスペースを設置(14Fは新設)している。ドアは幅1800mmのワイドドアだが、先頭車の乗務員室直後のドアのみ幅1300mmの通常サイズである。
行き先表示
行き先と路線名が交互に表示される。

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