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東京メトロ・05系1次車〜4次車

外観と概要
東京メトロ01系に続くシリーズの東京メトロ東西線用車両。老朽化した5000系の置き換えを目的にデビュー。1988年11月16日より営業運転を開始し、2011年7月19日をもって06Fを最後に営業運転から引退した。日本車輌製造が製造した03Fを除き、川崎重工業(現川崎車両)の製造で、1988年〜1991年に落成。01F〜03Fの3編成は1次車、04F〜06Fの3編成は2次車、07F〜09Fの3編成は3次車、10F〜13Fの4編成は4次車に分類される。三鷹駅〜津田沼駅・東葉勝田台駅間で運用された。前照灯は角型。行き先表示器は字幕。パンタグラフは05-200形・05-800形の2両に2基づつと05-500形に1基づつ、1編成で5基搭載。制御装置はチョッパ制御で、MT比は1編成で5M5T。車体側面には車両番号が切り抜き文字で記され、Mマークのプレートが上部にビス止めされていた。引退後、02F・04F・05F・07F〜10F・12Fの8編成は深川検車区行徳分室から川崎市営埠頭まで陸送され、インドネシアへ輸出された。11Fのうち、05-011・05-511・05-111の3両は深川検車区行徳分室から東京港まで陸送され、神戸港まで船舶輸送の後、再び陸送にて近畿車輛へ搬入された。01F・03F・06F・13Fの4編成は05-001・05-201・05-101、05-003・05-203・05-103、05-006・05-206・05-106、05-013・05-213・05-113でそれぞれ3両の編成を組み、中野駅から東京メトロ綾瀬駅まで甲種輸送された。これらは深川検車区から東京メトロ綾瀬検車区へ転属となり、大幅な改造を施し、2014年4月28日より東京メトロ千代田線北綾瀬支線で営業運転を開始した。

編成表
青字は制御車、赤字は電動車、黒字は付随車。
◇はパンタグラフ。
 
←三鷹駅 津田沼駅・東葉勝田台駅方→
◇ ◇ ◇ ◇
05
-000
05
-900
05
-800
05
-700
05
-600
05
-500
05
-400
05
-300
05
-200
05
-100
引退後の行方
01F 001 901 801 701 601 501 401 301 201 101 2013年4月解体(行徳)、001・201・101再編成↓
改01F 001 201 101 2013年10月12-13日甲種輸送(綾瀬)→転属(綾瀬)
02F 002 902 802 702 602 502 402 302 202 102 2010年6月搬出→輸出(インドネシア)
03F 003 903 803 703 603 503 403 303 203 103 2013年6月解体(行徳)、003・203・103再編成↓
改03F 003 203 103 2013年10月12-13日甲種輸送(綾瀬)→転属(綾瀬)
04F 004 904 804 704 604 504 404 304 204 104 2011年6月搬出→輸出(インドネシア)
05F 005 905 805 705 605 505 405 305 205 105 2011年6月搬出→輸出(インドネシア)
06F 006 906 806 706 606 506 406 306 206 106 2012年9月解体(行徳)、006・206・106再編成↓
改06F 006 206 106 2013年7月6-7日甲種輸送(綾瀬)→転属(綾瀬)
07F 007 907 807 707 607 507 407 307 207 107 2010年7月搬出→輸出(インドネシア)
08F 008 908 808 708 608 508 408 308 208 108 2010年10月搬出→輸出(インドネシア)
09F 009 909 809 709 609 509 409 309 209 109 2010年10月搬出→輸出(インドネシア)
10F 010 910 810 710 610 510 410 310 210 110 2010年11月搬出→輸出(インドネシア)
11F 011 911 811 711 611 511 411 311 211 111 011・511・111:2010年5月搬出→搬入(近畿車輛)、残り:2010年5月解体(行徳)
12F 012 912 812 712 612 512 412 312 212 112 2011年6月搬出→輸出(インドネシア)
13F 013 913 813 713 613 513 413 313 213 113 2012年10月解体(行徳)、013・213・113再編成↓
改13F 013 213 113 2013年7月6-7日甲種輸送(綾瀬)→転属(綾瀬)
車内
車内も東京メトロ01系に続くシリーズに似通っている。全体的に温かみのある暖色系でまとめられ、床は青系とクリーム系の2色。化粧板は貫通扉とドアを含めて白色。つり革は三角形。座席は3人掛け-7人掛け-7人掛け-7人掛け-3人掛けの配置。なお、10F〜13Fの4編成の座席は窪みがあるバケットタイプ。座席のモケットはピンク系で、優先席は青色のモケットを使用している。ロールカーテンは引っ掛け式で、水色。ドア間の窓は中央で分かれる2枚の下降窓。車端部の窓は1枚の下降窓。全てのドアの上部にはLED式案内表示器が設置されている。また、ドアの開閉にあわせて2打音のチャイムが鳴る。04F〜06Fの3編成の05-200形・05-900形の2両には車いすスペースを設置している。
行き先表示

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