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JR東日本・301系

外観と概要
営団地下鉄(現東京メトロ)東西線との相互直通運転開始とともにデビューした、国鉄(現JR)初の地下鉄直通用かつアルミ車体の通勤電車。1966年10月1日より営業運転を開始し、2003年6月10日をもってミツK2編成を最後に定期運用から引退。その後、同年8月3日に改ミツK4編成でさよなら運転が行われ、営業運転から引退した。川崎車輛(現川崎車両)・日本車輌製造の製造で、1966年〜1969年に落成。三鷹駅〜津田沼駅間で運用された。なお、東葉高速線への乗り入れには対応していない。103系に似通っているが、アルミ車体と、地下鉄直通のための先頭車の前面貫通扉が特徴。前照灯は丸型で窓下に振り分けられた。行き先表示器は字幕で、車体側面にはない。当初の運行番号表示器は字幕だったが、晩年はLEDに交換された。パンタグラフはモハ301形に1基づつで、1編成で4基搭載。制御装置は抵抗制御で、MT比は1編成で8M2T。車体側面には車両番号とJRマーク(先頭車)が直接記されている。Hゴムは黒色、側窓は外枠に角のある「ユニット窓」。ミツK1編成・ミツK2編成の2編成は10両化に伴って、編成中間にクハ301形・クモハ300形の先頭車2両を封じ込めた。この2両は運転台の撤去と前面窓の閉塞が施されていた。

末期編成表
青字は制御車(クハ)、桃字は制御電動車(クモハ)、赤字は電動車(モハ)、黒字は付随車(サハ)。
◇はパンタグラフ。
←三鷹駅方 津田沼駅方→
[300 301 300 301 301] [300 301 300 301 301] 廃車回送日
ミツK1編成 5 15 2 2 1 1 3 1 1 5 2002年12月4日(大宮)
ミツK2編成 4 12 6 8 3 3 9 5 7 4 2003年6月24日(大宮)
[300 301 300 301 301 300 301 300 301 301]
ミツK3編成 7 21 7 10 102 8 11 13 19 7 2003年5月27日(大宮)
ミツK4編成 8 24 14 20 101 16 23 15 22 8 M'c8・M24:2003年5月1日(大宮)、残り再編成↓
改ミツK4編成 2 6 14 20 101 16 23 15 22 8 さよなら運転編成、2003年8月6日(大宮)
ミツK5編成 2 6 12 17 103 4 5 10 14 2 M'12〜Tc2:2003年5月1日(大宮)、残り再編成↑
車内
車内も103系に似通っている。103系と同様の更新工事を晩年まで残った全車に施工し、全体的に温かみのある車内になった。床は暖色系。化粧板は白色。貫通扉とドアは無塗装。つり革は三角形。座席は3人掛け-7人掛け-7人掛け-7人掛け-3人掛けの配置。座席のモケットは青系で、優先席は赤系のモケットを使用している。ロールカーテンはグレー系。窓は2段式の上段下降・下段固定窓。103系と異なり、ドアは当初から金属押さえ式。


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