1996年4月27日に全線開業。千葉県船橋市の西船橋駅から千葉県八千代市の東葉勝田台駅までの16.2kmを結ぶ。2つの市は東葉高速線開業前から住宅地の開発が進んでいたが、都心への交通は京成本線やJR総武線などに限られており、これらの沿線から離れた地域はバスなどとの乗り換えを要していた。そのため、東葉高速線の開業によってこの地域の交通利便は格段に向上した。すべての列車が東京メトロ東西線と相互直通運転しているほか、乗換駅も西船橋駅(総武線・武蔵野線・京葉線・東京メトロ東西線)、北習志野駅(新京成線)、東葉勝田台駅(京成本線[勝田台駅])の3駅を擁していることもポイントである。
■事業者 東葉高速鉄道株式会社 (当サイトは東葉高速鉄道と表記)
■路線名 東葉高速線 (当サイトは東葉線とも表記)
■区間 西船橋駅〜東葉勝田台駅
■営業キロ 16.2km
■駅 9駅 (西船橋駅は東京メトロ管理)
|
About Tokyo-Metro-Tozai-Line |
|
1964年12月23日に高田馬場駅〜九段下駅間が開業。段階的に延伸され、1969年3月29日に全線開業。2004年3月31日までは帝都高速度交通営団が営業を行ってきたが、2004年4月1日にこれが民営化されて東京地下鉄株式会社となった。東京都中野区の中野駅から千葉県船橋市の西船橋駅までの30.8kmを結ぶ。東葉高速線のほか、中央線(中野駅〜三鷹駅間)、総武線(西船橋駅〜津田沼駅間、平日朝夕のみ)とも相互直通運転を行っている。
■事業者 東京地下鉄株式会社←帝都高速度交通営団 (当サイトは東京メトロ、営団地下鉄と表記)
■路線名 東京メトロ東西線←営団地下鉄東西線 (当サイトは東西線とも表記)
■区間 中野駅〜西船橋駅
■営業キロ 30.8km
■駅 23駅 (中野駅はJR東日本管理)
|
Toyo-Rapid-Line's Routemap & Stops Infomation |
|
|
Toyo-Rapid-Line's Woman Only Car |
|
平日の上り列車において、東葉勝田台駅6時34分発から8時32分発までの10号車(西船橋駅方先頭車両)は大手町駅まで女性専用車となる。なお、東京メトロ東西線内では9時00分をもって終了となる。女性のほか、小学生以下の男性、身体の不自由な男性およびその介護者の男性も乗車できる。
←上り列車の進行方向 大手町駅・西船橋駅方 [10・・・・・・・・・] 東葉勝田台駅方
普通旅客運賃は下表により、営業キロの1km未満の端数は切り上げる。12歳以上(中学生以上)を「大人」とし、6歳以上12歳未満(小学生)の「小児」は大人運賃の半額。ただし折半した端数は、きっぷ利用の場合は10円未満の端数を切り上げ、ICカード利用の場合は小数点以下を切り捨てる。1歳以上6歳未満(未就学児)の「幼児」は、乗車券を持つ旅客1人につき、幼児2人まで無料。幼児3人目以降や幼児単独では小児運賃が必要。1歳未満の「乳児」は無料。
2019年10月1日改定 |
営業キロ |
きっぷ利用 大人 (小児) |
ICカード利用 大人 (小児) |
1km〜3km |
210円 (110円) |
210円 (105円) |
4km〜5km |
300円 (150円) |
293円 (146円) |
6km〜7km |
370円 (190円) |
367円 (183円) |
8km〜9km |
440円 (220円) |
440円 (220円) |
10km〜11km |
520円 (260円) |
513円 (256円) |
12km〜14km |
580円 (290円) |
576円 (288円) |
15km〜17km |
640円 (320円) |
639円 (319円) |
■東海神駅から原木中山駅・妙典駅・行徳駅までは大人20円、小児10円割引。
|
Toyo-Rapid-Line's Tickets |
|
普通乗車券
いわゆる「普通のきっぷ」。東葉高速線各駅間を片道乗車できる。発売当日限り有効で、下車前途無効。おもに東葉高速線各駅の自動券売機で発売。
連絡普通乗車券
東葉高速線各駅から連絡運輸を行う会社線(東京メトロ線・JR東日本線)の駅まで片道の普通乗車券。発売当日限り有効で、下車前途無効。おもに西船橋駅を除く東葉高速線各駅の自動券売機で発売。画像左は東京メトロ線への連絡普通乗車券。画像右はJR東日本線への連絡普通乗車券。
回数乗車券
東葉高速線各駅間を1枚で1回片道乗車できる回数券。発売額は片道運賃の10倍で、以下の2種類がある。いずれも発売日から3か月間有効で、下車前途無効。
■普通回数乗車券 11枚綴り。いつでも使用できる。
■昼間・土休日割引回数乗車券 13枚綴り。平日の10時から16時までと、土休日の終日に使用できる。
おもに東葉高速線各駅の自動券売機で発売。画像左は普通回数乗車券。画像右は昼間・土休日割引回数乗車券。
定期乗車券・連絡定期乗車券
東葉高速線各駅間、または東葉高速線各駅から連絡運輸を扱う会社線の駅までの定期券。以下の2種類がある。
■通勤定期乗車券 誰でも購入できる。有効期間は1か月・3か月・6か月。
■通学定期乗車券 「指定学校」へ通学する学生・生徒・児童・園児のみが購入できる。新規および新年度最初の継続、旧年度から新年度の4月30日をまたぐ継続には「通学証明書」か「通学定期券購入控付学生証(生徒証)」が必要。購入できる区間は自宅最寄り駅から学校最寄り駅までに限られる。有効期間は1か月・3か月・6か月・学期(東葉高速線各駅間のみ、1か月・3か月・6か月を基本として最大90日延長できる)。
どちらも購入は新規・継続とも使用開始日の14日前から。磁気定期券とPASMO定期券が選べる。おもに東葉高速線各駅の自動券売機(西船橋駅は東京メトロ線から東葉高速線各駅まで[東京メトロの自動券売機にて発売]、およびJR東日本線から東葉高速線各駅まで[JR東日本の自動券売機にて発売、PASMO定期券不可]のみ)と北習志野駅定期券うりばで発売。なお、通学定期券の新規および新年度最初の継続、旧年度から新年度の4月30日をまたぐ継続は北習志野駅定期券うりばでのみ発売。画像左は2024年2月19日で営業終了した西船橋駅みどりの窓口発行の通学定期乗車券。画像右は北習志野駅定期券うりば発行の通学定期乗車券。
(定期券購入済乗車証)
東葉高速線各駅から北習志野駅定期券うりばまで、定期券の購入や払いもどしのために乗車する場合、以下の取り扱いを受けることができる。発行当日限り有効で、下車前途無効。
■行きは乗車券を購入して有人改札で申告し、定期券購入の証明を受けて入場する。
■北習志野駅では、有人改札で乗車券を提示して出場する。
■定期券購入や払いもどしと同時に行きの乗車券を提出し、運賃の払いもどしを受ける。
■帰りは当日から定期券が使用できる場合を除き、定期券購入済乗車証を請求できる。
普通入場券
列車に乗車する以外の目的で、西船橋駅を除く東葉高速線各駅の改札内に入場する場合は入場券が必要。大人210円、小児110円。発売当日1回限り有効で、列車内に立ち入ることは出来ない。西船橋駅を除く東葉高速線各駅の有人改札で発売。画像左は大人の入場券。画像中は小児の入場券。画像右は旧様式による大人の入場券。
なお、西船橋駅は入場券を発行しないが、有人改札で入場料金(大人150円、小児70円)を支払うことで入場できる。ただし、入場時刻から2時間以内有効で、2時間を超えた場合は超過時間に対して2時間ごとに料金が加算される。
(特別企画乗車券)「東葉東京メトロパス」
東葉高速線各駅から西船橋駅までの往復と、東京メトロ線全線の一日乗車券がセットになった特企券。発売当日限り有効で、東葉高速線内は下車前途無効。おもに西船橋駅を除く東葉高速線各駅の自動券売機で発売。
(特別企画乗車券)「東葉シネマチケット」
西船橋駅を除く東葉高速線各駅から八千代緑が丘駅までの往復と、「TOHOシネマズ八千代緑が丘」の映画鑑賞引換券がセットになった特企券。有効期間は発売日から1か月(期間内1回限り有効)で、下車前途無効。西船橋駅・八千代緑が丘駅を除く東葉高速線各駅の有人改札で発売。
(精算券)
おもに東葉高速線各駅の自動精算機で区間変更(乗り越し)を扱った際に発行され、これで自動改札機から出場する。
「PASMO」
「PASMO」または「Suica」・「Kitaca」・「TOICA」・「manaca」・「ICOCA」・「PiTaPa」・「SUGOCA」・「nimoca」・「はやかけん」に加盟しているJR線・会社線・バスなどで使用できる共通非接触型ICカード。株式会社パスモの発行で、無記名「PASMO」(大人のみ)と記名「PASMO」(大人・小児)がある。発売額はデポジット500円を含む1,000円〜5,000円・10,000円で、おもに東葉高速線各駅の自動券売機や有人改札で発売。記名「PASMO」には定期券を載せることが出来る。小児用記名「PASMO」は有人改札のみで発売し、購入には「ご本人確認書類(健康保険証など)」が必要。チャージは残額が20,000円になるまで10円単位で可能で、おもに東葉高速線各駅の自動券売機やチャージ機、自動精算機などで行える。有効期限はない(小児用記名「PASMO」は小学校卒業年の3月31日まで有効)。自動改札機にはタッチ、自動券売機やチャージ機、自動精算機には投入して使用する。
>>詳細は株式会社パスモへ
「パスネット」
「パスネット」に加盟している各会社線で使用できた共通ストアードフェアカード。発売額は1,000円・3,000円・5,000円で、小児用はない。自動改札機や自動券売機、自動精算機に投入して使用できた。おもに東葉高速線各駅の自動券売機や有人改札において発売されたが、2008年1月10日終電をもって発売終了。また、2008年3月14日終電をもって自動改札機での取り扱いを終了し、2015年3月31日終電をもって全ての機器での取り扱いを終了した。
>>詳細は東葉高速鉄道株式会社へ
|
|
|
|